大会5日目

プロジェクトリーダーの稲垣です。

早いもので、第13回全日本学生フォーミュラ大会が無事終了いたしました。

3日目までは不安定な天候でしたが、最終日は1日晴天で良いコンディションのもとでエンデュランスが行われました。

この日はエンデュランスのグループAとグループFinalの走行があり、私達の出走はグループFinalの2番手でした。

朝から走行の準備を行い、万全の状態でエンデュランスを迎えることができました。

その甲斐あって、無事エンデュランスを完走することが出来ました。

これを以って、全ての審査が終了し、今年度も全動的競技を完走することが出来ました。

これもひとえに大学職員、スポンサーの方々、運営スタッフの方々、チームメンバーの協力あってのものだと考えております。

本当にありがとうございました。

今年度大会結果は以下の様になっています。

静的審査
コスト審査:2位
プレゼンテーション審査:34位
デザイン審査:11位
動的審査
アクセラレーション:13位
スキッドパッド:2位
エンデュランス:3位
燃費:9位
また表彰式においていただいた賞は以下の様になっています
経済産業大臣賞(総合優勝)
国土交通大臣賞
静岡県知事賞
日本自動車工業会会長賞
ICV総合優秀賞1位
コスト賞2位
スキッドパッド賞2位
耐久走行賞3位
最軽量化賞(ICV)2位

今年度目標であった3位を超えた結果を残すことができ、大変満足しております。

更には4年連続入賞と、上位校として確固たる地位を築けたのではと感じております。

個人的な話になりますが、今年度大会は私にとって非常に思い入れ強い大会となりました。

昨年度大会で前リーダーの方が表彰台に立った姿に憧れて、自分がリーダーになってから早1年が経過しました。

納得のいく結果を残して1年を終えることができたことに大変満足していますが、思い返すと反省点もたくさん浮かびます。

学生フォーミュラでのリーダーという役職を通して、チームを1つにまとめること、チームでの1つの事を成し遂げることの難しさを経験することができました。

考え方や目標、モチベーションの在所やストレスの感じ方など、違う考え方を持ったメンバーが1つのチームを形成し、同じ目標に向かって活動していくことがいかに難しいか、この一年間プロジェクトリーダーという立場を通して痛感致しました。

チームとしてまとまっていく為には、相手が何を考えているのかを理解することや、自分が何を考えているのか伝えることが必要となってきますが、どちらも簡単なことではありません。

この一年間、チームを引っ張る立場として自分の意思や方向性をチームに伝えつつ、メンバーの考えも理解するということを意識して行っておりましたが、これは学生フォーミュラだけではなく、社会に出てからも必要とされる力であると私は考えております。

来年度の私の1番の仕事は「引き継ぎ」であると考えています。

自分が先輩から引き継いだものをそのまま後輩に引き継ぐのではなく、アップデートを行いつつ、1~3年間という短い期間の中引き継がなければなりません。

私はこれが学生フォーミュラの活動の中で最も難しい所の一つだと思っています。

すべてを完全に引き継ぐのは不可能であり、何をどこまで行えば引き継ぎが完了するのか、そもそもどうなれば引き継ぎが完了するのかなど非常に難しい所ではありますが、私がこの活動で得たことを次の中心メンバーに少しでも伝えていければなと思います。

少し長くなりましたが、改めまして大会関係者の皆様、大学関係者、スポンサーの皆様、チームメンバーの家族の方々に深くお礼申しあげます。

今後の予定としましては2015年度チームの反省会を行い、新体制会議を行う予定です。

来年もあの場所に立てるよう精一杯努力していく所存ですので、今後ともグランデルフィーノを宜しくお願い致します。

Text:Yuki Inagaki

http://www.grandelfino.net

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京都工芸繊維大学 学生フォーミュラチーム